近鉄モ200形 (私鉄・電車)

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この電車こそ近鉄のルーツである。1914(大正3)年、大阪上本町~奈良間に開業した大阪電気軌道(大軌)の元デボ1形である。生駒トンネルを含む33‰の連続急勾配にそなえて約180馬力のモーターを2台装備、戦後はおもに橿原線や奈良電鉄に乗り入れ、最高速度も90km/h近いスピードで活躍した。最後まで手動ドアだったため、客扱いの少ない急行電車にも活躍、また以前はローカル鉄道だった大和鉄道や信貴生駒電鉄(後の近鉄田原本線及び生駒線)に貸し出された車輌もあった。1964(昭和39)年の新生駒トンネルの開通により、近鉄奈良線に900系や8000系大型車が登場するにおよび、およそ50年にわたる活躍の幕を閉じた。最後まで美しい木造車の姿を留めていたのは、さすが近鉄の保守が行き届いていたからであると思われる。現在も1輌が開業当時に近い姿に復元されて五位堂工場内に保存されている。 '64.12.31 大和西大寺車庫 P:永野晴樹

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