鉄道ホビダス

2005年7月アーカイブ

ワム90000

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ワム137497
昭和29年から新製が開始されたワム90000形だが、昭和34年以降はワム23000形を2段リンク化し、元番号の頭に1を付して10万代としたグループが大量に加わった。新製・改造合わせて18790輌もの大所帯となった15トン積ワムの代表形式である。’79 立川 P:滝澤隆久

D5155

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’72年10月時点で、道内にいた「ナメクジ」タイプのD51は20輌あまり。総数の約4分の1弱が配置されていたことになる。D5155は鷲別機関区所属。同区のD51は室蘭本線から千歳線に入る貨物列車の仕業を受け持っていた。’73.3.30 苫小牧機関区 P:山下修司

セキ6550

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石炭車セキ3000形の台車バネとブレーキ装置を強化改良して昭和42年に誕生したのがこのセキ6000形。外観はセキ3000形と変わるところは無い。北海道用の車輌ではあるが、一部は本州、九州において石灰石輸送にも従事した。’84.7.29 三井芦別 P:滝澤信久

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北陸本線の青海は電気化学工業の専用線で知られるが、かつてはデンカと逆の糸魚川方に分岐する日本石灰石開発の専用線も存在していた。延長5kmと規模も大きく、2輌の日立製35tBB機が青海駅と田海(とうみ)鉱山の間を行き来していたが、終点の構内入換用として使用されていたのが本機である。1957(昭和32)年三菱製のジャック軸駆動式のC型機で、自重は何と35t.。軸重12t近い、専用線としては異例の重量級DLであった。'80.7.18 田海鉱山 P:名取紀之

クモハ51 800

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老朽化したクモハ14置き換え用に、1966(昭和41)年3月にクモハ51 042を低屋根化改造して誕生した車輌で、施工は浜松工場。当初は2輌のみだったが、この写真の2年後には13輌が追加され、大糸線配置の1輌を除いて14輌が身延線に集中配置された。1981(昭和56)年全廃。'68.3.15 甲府 P:笹本健次

ヒ334

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ヒ300形は入換用と航送用の2種類があった控車だが、最後まで活躍したのは入換用機関車に付随して車輌の入換作業に使用された入換用車。控車は古い無蓋車や有蓋車を種車に改造されたものが大半で、写真のヒ334はヒ333と共に北海道の幌内駅で長いこと活躍した。’84.11.29 幌内 P:滝澤信久

ED192

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ボールドウィン・ウエスチングハウス製ED53に歯車比を変更するなどの改造を加えたのがED19で、仙山線、南武線、身延線で活躍後、6輌全機飯田線に集まった。6輌それぞれに細かな点で差異が見られるが、2号機は前面窓の縁取りとやや離れて取り付けられたPS14形パンタグラフが特徴。’75.12.29 駒ヶ根 P:山下修司

大夕張鉄道ナハフ1

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1937(昭和12)年9月に日本車輌で製造された半鋼製ボギー客車。1956(昭和31)年に鋼製化され、1967(昭和42)年に車掌室が設置されてナハフとなった。1987(昭和62)年の鉄道営業廃止後は、旧南大夕張駅構内で保存されている。’84.7.29 南大夕張 P:滝澤信久

釧路臨港鉄道D501

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1966(昭和41)年日本車輌製の25tB型機で、機関はDMH17SBを搭載。連接式セキの扉自動開閉装置を備える。形式は自重等とは関係なく、1958(昭和33)年年末に導入した最初のディーゼル機関車D101より百の位を導入順に付番している。1979(昭和54)年に北海道製糖勇足工場専用線に転じ、1985(昭和60)年11月に廃車された。'67年 春採 P:笹本健次

阪急1111

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’56〜’61年にかけて製造されたモノコックボディを持つ阪急の高性能電車。神戸線用が1010系、宝塚線用がこの1100系で、総数は51輌。阪急では’89年までに姿を消したが、能勢電に譲渡されたもののうち、8輌が’01年まで活躍した。晩年は冷房化改造されている。’77.3.19 中津 P:山下修司

29694

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相生線は石北本線美幌から北見相生にいたる36.3㎞のローカル線。1往復設定されていた貨物列車は昭和50年5月までは北見機関区の9600の運用だった。北見機関区の蒸気機関車は道内では比較的手入れがよく、この29694も煙室扉が黒光りしている。この時代道内の9600は大半がトラ塗りの警戒色だったが、中には同機のように前面の警戒色が前端梁だけにとどめられているものもあった。この日、同機は相生線で一仕事した後、C58418の次位に連結され北見へと帰っていった。相生線は昭和60年3月31日廃止。美幌 '75.3.29 P:山下修司

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1953(昭和28)年の誕生以後、長らく北陸線で活躍してきたDD50形は、その最後の働き場所を米原〜田村間の交直接続区間とした。ちなみにこの区間は、E10、ED30など、一風変わったカマが働いたことでも知られている。写真は、お役御免となって米原区の転車台脇に放置されていた頃の姿。画面手前がDD50 5とDD50 6の二次型ペア、奥がDD50 2とDD50 3の一次型ペア。別の場所にDD50 1とDD50 4の一次型+二次型のペアも留置されていた。DD50形は単独での運転も可能だが、背面合わせの重連状態で使用するのが基本。’76.8.20 米原 P:滝澤隆久

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いわゆる木曾森林鉄道の「貴賓車」と言えば、上松運輸営林署のもの(現在も赤沢自然休養林で保存中)が有名だが、王滝営林署にもほぼ同形の特別展望客車No.1が存在した。片側オープンデッキのディメンションは共通だが、室内は上運のものが回転クロスシートなのに対し、こちらはモケット張りのロングシートであった。'76.9.2 大鹿 P:名取紀之

ED74 6

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北陸トンネルの開通に合わせて開発されたEF70の弟分とも言えるD型機で、基本構造はEF70を踏襲しながら、引張棒を用いて軸重移動を押さえたDT129形台車の採用など、さらなる性能向上を目指した。しかし、北陸トンネル用のEF70を通し運転するようになったため、全6輌が九州に転じた。一時は特急牽引にも活躍したが、1982年までに全機が廃車された。写真は敦賀一区時代のラストナンバー。 '66.4.2 糸魚川 P:笹本健次

D51795

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後藤式切り取りデフ装備機。C58175やD51499も後藤式で新規に製作したデフだが、この
D51795のタイプは種車のデフを使用したもの。同様のタイプにD51187、D51833がある。
岡山機関区 '70.4.29 P:山下修司

井笠鉄道ホハ1

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岡山と広島の県境に路線網を築いた軽便・井笠鉄道が開業時に用意した50人乗り木造ボギー客車。1913(大正2)年日本車輌製で、6輌の同形車が揃えられた。オープンデッキ、ダブルルーフ、そしてアーチバー台車と典型的な軽便客車で、1971(昭和46)年の廃止時まで現役を貫いた。現在でも笠岡市の井笠鉄道記念館に静態保存されている。'70.4.26 笠岡 P:笹本健次

東京都港湾局D60-4

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東京都港湾局は晴海地区(越中島〜晴海・豊洲20.3km)と芝浦地区(芝浦〜日の出桟橋5.9km)に大規模な臨港線を擁していたが、ことに晴海線には私鉄・専用線のDLとしては最大級の60t機を揃えていた。そしてその中でもひときわ目をひいたのが1961(昭和36)年日立製のD60-4であった。神鋼造機製DMF31S機関を2基搭載している。1989年に路線そのものが廃止。'79.5.9 晴海機関区 P:名取紀之

ヨ13891

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国鉄の車掌車ヨ5000形には、新製グループと改造グループがある。写真のヨ13891はヨ3500形の3891を2段リンク化改造してヨ5000形としたもの。元の番号に10000をプラスしたもので、ヨ13504〜14830がこのグループ(欠番あり)。’79 立川 P:滝澤隆久

DD5422

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昭和41年誕生以来、トラブルに泣いたDD54の晩年の姿。C57が走っていた頃、播但線の長谷〜新井間では貨物列車の前補機にこのDD54が付きファンには嫌われたが、昭和52年頃ともなれば全機廃車も噂され、撮影する者の数も増えてきた。山陰本線、福知山線、播但線で運用についていたが、ほんの一時期伯備線にも入っていた。特急〈出雲〉の牽引以外、さして目立った活躍もしないまま、昭和54年全機廃車となった。写真の22号機は4次車。姫路機関区 '77.2.12 P:山下修司

ED16 4

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新製後、上越線→中央線→阪和線に働いてきた国産のED16形電気機関車は、その活躍末期には全18輌が立川機関区に集結して、青梅、五日市、南武線の貨物列車牽引に奮闘していた。本機は1984年6月19日付で廃車。’79 立川 P:滝澤隆久

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