1957年に、チキ2形10号(1927年製)の車体を鋼体化して誕生。箱根登山鉄道で唯一の東洋工機製車体であった。製造当初、足回りはブラウンボベリー製のシュリーレン台車を使用していたが、1985年に東急車輛製TS330-Aに交換、カルダン駆動化された。また、2001年には室内更新が実施されている。老朽化ならびに新型アレグラ号3100形の増備に伴い、2017年2月12日のさよなら運転を最後に引退した。引退に先立って2016年9月から昭和20年代後半の塗装に復刻され、最後の活躍を見せた。引退後の数か月間は入生田検車区に留置されておりその姿を見ることができたが、2017年5月7日に廃車回送が実施され(写真)、その後強羅からトレーラーによって搬出された。 '17.5.7 箱根登山鉄道 入生田−箱根湯本 P:大橋史明
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