地方私鉄の近代化に貢献した東急5000系。熊本電鉄にも先頭車6輌(1981年2両・1985年4両)が譲渡され主力車両として活躍した。このうち5輌は両運転台に改造されている。1995年より冷房車の6000形(元都営三田線6000系)に置き換えられ、上熊本−北熊本の折り返し運転用として5101A・5102Aの2輌が残った。写真は上熊本側が切妻運転台の5102A、その姿はまさに「平面ガエル」の愛称がピッタリであった。2015年3月、後継の01形(元東京メトロ銀座線01系)に置き換えられ廃車解体された。残る北熊本側が切妻運転台の5101Aも2016年2月に引退、この車輌基地で動態保存されることになった。 '10.2.13 北熊本駅構内車輌基地 P:楢井勝行