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2011年3月25日アーカイブ

西武鉄道 101系

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西武の本格的な高性能車として'69年にデビュー。同年に開業の西武秩父線開業とも歩調を合わせた性能を有し、山岳区間から平坦線区間両用に使用可能な性能を持つ車輌ということから、「ASカー」と呼称された。このうち、'69〜'76年に製造された一次車から八次車278輌が写真のスタイルを持つ。性能は日立製MMC多段式電動カム軸制御の直並列抵抗制御で抑速発電制動付電磁直通制動(HSC-D)を採用。当時の狭軌線で最大級の150kw主電動機を採用。また、この形式から全車にダイレクトマウント方式のエアサス台車(FS372・FS072)を採用。車体色も従来の赤系からイエロー地に窓回りウオームベージュ色と一新。当初は非冷房だったが、'72年登場の四次車9本中6本が試作冷房車として登場。その成果を踏まえ、'74年登場の六次車(中間車のみ)以降、新製時から冷房車(CU72形集中式一台各車搭載)に。車体スタイルは701系に端を発するもので、長年の西武の顔的存在であった。晩年は更新改造、車体色のイエロー一色化、支線区運用にワンマン改造とバラエテイーに富んだものとなったが、'88年から他形式への機器転用から淘汰が始まり、新形式車輌の増備により'10年11月の多摩川線ワンマン改造車の運用が終了して、引退となった。 '82.7 池袋線 椎名町 P:梶村 昭仁

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