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2008年8月 5日アーカイブ

EF62 4

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EF62信越本線の碓氷峠越え区間に直通する列車の牽引用に、1962年から合計54輌が製造された。新性能電気機関車としては異例のC-C軸配置。軸重16トン、総重量96トンとい幹線F級電機の枠の中で、急勾配、協調運転に対応するさまざまな機器を搭載するため、各部が軽量化が図られている。登場以来信越本線の主として活躍してきたが、1984年2月のダイヤ改正で首都圏〜長野間の貨物列車をすべて中央本線経由に統一したため余剰が生じ、老朽化したEF58置換え用として4、13〜34、36〜38の計26輌が下関運転所に転属、汐留〜下関間の荷物列車牽引に投入された。しかし、過酷な運用に故障車が続出、EF58、EF65などが代走する場面もしばしば見られた。1986年に荷物列車が廃止となり、東海道・山陽本線での活躍も終りを告げた。一方、信越本線に残りJR東日本に継承された6輌は、急行「能登」と黒井〜二本木の貨物列車、臨時列車などに用いられ細々と活躍していたが、1993年に「能登」が489系化され、1997年には信越本線横川〜軽井沢間が廃止となり、1998年に全機廃車となった。EF62 4は1963年川崎重工兵庫工場で製造され、信越本線で活躍後、1984年2月に下関に配置、87年3月に廃車となっている。 '86.10.8 東海道本線 大阪 P:小林秀章

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