鉄道ホビダス

2008年6月26日アーカイブ

名古屋鉄道 7500系

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'63〜'70年に72輌が登場。7000系パノラマカーの性能面を更に高性能化。外観はほぼ同様ながら高速走行時の安定性を目指し、低床化・低重心化。側窓が展望席から連続性のあるデザインでスマートさが増した。ただし運転台・集電装置部が高さ確保で嵩上げしたようなスタイルに。性能強化に直流複巻電動機による他励界磁制御を採用、定速度制御機能(後、撤去)に加え、回生制動常用とした制動力強化を図り、高速時からのブレーキシリンダ圧力を高める速度制御機能を装備(このため他車と較べBC圧ゲージ最大値が6kgf/mm=590kPaと大きかった)。なおこれら機能は他車との併結運用を阻む要因ともなった。'88年以降車体更新が開始、先頭(逆富士型)行先及び側面に電動幕設置が目立つ改良点。ただし更新は1〜3次車までで中止となり、4次車以降は'92〜'93年に1030系列に走行機器を譲って廃車に。残る車輌も新設定のバリアフリー法設計寸法に馴染まない構造、二扉車によるラッシュ時運用に馴染まない等、老朽化も加わり、'05年08月までに全車運用離脱、消滅。写真は’67年登場の四次車7517F。 '88.8.18 名古屋本線 名電長沢〜名電赤坂 P:梶村昭仁

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