1961年から1967年までに110輌が製造されたキハ82系は、キハ81系の改良型である。キハ81系の欠点は、搭載エンジンの低出力に伴う編成の出力不足と、先頭車の非貫通構造による編成構成上での不都合等であった。キハ82系はこれらの問題に対して、中間車については全車走行用エンジン2基搭載し、また先頭車を貫通式運転台を備えて分割併合に長短の編成を組めるようになった。分割民営後はJR北海道及びJR東海にて継承されたが、2009年3月31日付ですべて廃車となった。 '89.8.12 高山本線 鵜沼-坂祝 P:長岡行夫