鉄道ホビダス

2011年10月アーカイブ

大分交通 別大線 500形

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大分交通・別大線500形は1956年から59年にかけて7輌が東洋工機で製造され、初期ロットの501、502は台車も東洋工機製で華奢な感じのTK202を履いていた。(503-507は近畿車輛製KD202)別大線の旧型車輌はオヘソライトが特徴だったが、300形以降はオデコにもライトが装備されている。1972年の別大線廃止にともない廃車。この502は別府市内に保存されていたが、解体されて現存しない。 '62.7 仏崎 P:小西和之

別府鉄道 ワ127

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土山線の名物客車ハフ7と手とつないだワ127。リベット打ちの鋼製車体ながら足回りはかなり古めかしいが、番号下の2本線から国鉄直通可能とわかる。昭和40年ころにはまだこんな私有貨車があちこちの中小私鉄にも見られた。右に積まれたズダ袋は主要貨物の肥料を入れる袋だろうか。この時点では蒸気機関車が主力だったため、レールの間にアシュが落とされている。 '65.8.16 別府港 P:小西和之

ED73 1013

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ED73形は、旅客用仕様のED72形からSGを除いた北九州地区向けの貨物用機関車であり、1962年から翌年にかけて22輌が製造された。-1000番代は、20系寝台客車と貨物列車の高速運転に対応するため1968年から改造したものであり、応速度増圧ブレーキ制御装置と電磁ブレーキ制御装置の設置と引き通し線回路の追加および連絡電話回路の追加が行われた。基本番代車との外観上の差異は、元空気溜め管・ジャンパ連結器の追加と黄色文字化されたナンバーであったが、最終的には1969年までに全車が改造された。その後、本来の目的であった寝台特急運用はED76-1000の登場と、客車の14系・24系化により本形式の独擅場ではなくなり、1980年に北陸本線から転入したEF70形により老朽化と共に置換えが進み、1982年までに全車が廃車となった、写真の1013号機は1982年9月に廃車となっている。 '70.3.7 熊本 P:長谷川武利

EF71 8

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1968(昭和43)年、奥羽本線福島〜山形間の交流電化にともないED78、EF71が投入された。ED78は同区間の交流回生ブレーキ装備の標準機として仙山線への入線も考慮され設計。一方、EF71は福島〜米沢間の板谷峠の補機として同様の装備でさらに高出力機として設計、三菱と東芝で計15輌製造された。福島〜山形間は標準軌化されることになり、EF71は1993年までにすべて廃車された。 '91.8.14 米沢 P:田中一弘

チキ5026

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国鉄が高速コンテナ列車として「たから号」を東京(汐留)― 大阪(梅田)間に運転するに際し1959年に汽車会社で新造した85km/h対応コンテナ貨車。当時はコキの形式が制定されていなかったため、暫定的に「チキ」の形式を与えられたが、写真の翌年、1965年にコキ5000形に改称されている。側面で扱う手ブレーキが不便だったため55輌で製造が打ち切られ、デッキつきのコキ5500形に移行、本形式もデッキを設置してコキ5500形に編入され、形式消滅した。台車は両抱きブレーキのTR63。隣はコンテナと同じ淡緑に塗装されたヨ5006。 '64.8 梅田貨物駅 P:小西和之

都電 乙1002

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関東大震災の復興に際し物資や資材を輸送するために製造された無蓋貨物電車。総数は45輌で、震災復興後も3輌が保線や資材輸送用に残り1971(昭和46)年まで活躍した。ちなみに都電では有蓋貨物電車に「甲」、無蓋貨物電車に「乙」の記号が付けられている。 大久保車庫 '70.3.17 P:大野 亨

EF65 123

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1970(昭和45)年に汽車製造/東洋電機にて製造された。最終ロットの六次型に属する。昭和61年に「ゆうゆうサロン岡山」の専用機に指定され、客車に合わせ茶色を基調とした塗装に変更された。その後、平成6年に「ユウユウサロン岡山」がリニューアルされたのに合わせオレンジを基調とした塗装に再度変更された。2002(平成14)年に廃車された。 '96.9.5 岡山 P:菅谷和之

485系「やまなみ」

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12系改造のお座敷列車「くつろぎ」の代替として1999(平成11)年に登場した485系改造のジョイフルトレインである。4輌編成で内訳はクロ484+モロ485+モロ484+クロ485となっていた。同じく高崎車両センターに所属していたお座敷列車「せせらぎ」と併結運転が可能で、両者を併結した団体列車や各地での臨時列車で活躍した。2011(平成23)年に「やまなみ」と「せせらぎ」は「リゾートやまどり」として東急車輛で再改造されることになり、先頭車が不要となった「やまなみ」は中間車が改造された以外は廃車となった。現在も「リゾートやまどり」の一部となっているが、お座敷列車としての面影はない。  '07.5.2 高崎線 桶川 P:島田 学

阪神電気鉄道 5311形

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'68〜'69年に1500V昇圧後の専用車として4輌が登場。車体は同時期登場の5261形同様、切妻前面で裾Rのないサッパリスタイル、屋根上はグローブベンチレータ搭載だが前面雨樋が埋込タイプに。片運転台車ながら性能は単車使用可能な1C4M東芝MM19Cで電気制動付HSC-D方式。また阪神初のA-A基準採用車輌。'80〜'81年に冷房化と同時に電力回生・抑速制動付電機子チョッパ制御化。2輌ユニット化。この時制御器が三菱製に変更。'99年に5311、5312が、残った2輌も新形式登場で'10年10月廃車、形式消滅となった。 '08.6.7 阪神本線 青木-阪神魚崎 P:梶村昭仁

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