溶接工法の大幅採用、砂箱と蒸気ドームの一体化、補強された美しいスポーク式動輪等国産近代化蒸気の第一号と称されるC55型。1号機は昭和10年新製と同時に小樽築港機関区に配置され、その後下富良野・旭川・室蘭と配属したが終始北海道を離れることはなく、晩年は宗谷本線で活躍した。昭和46年秋鉄道100年の映画撮影のため梅小路に回送されたが、利尻の仕業を失ったC55には余剰があり、動態保存が予定されていたためか旭川に戻ることはなかった。小学校6年の時、機関庫の中でC55のトップナンバーを発見して興奮し、2回目の機関区訪問で撮ったのがこの写真。 '71.1
旭川機関区 P:佐々木裕治
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