1953年新潟鉄工所製の湘南窓タイプの20m級の気動車で、旧夕張鉄道のキハ251である。夕張鉄道廃止後の1976年に当時の関東鉄道鉾田線に入線し、分社化により鹿島鉄道となった同線の廃止まで働くこととなった。旧夕張鉄道車最後の生き残りとなっていた鹿島鉄道での晩年は、同社で唯一ワンマン改造されていなかった車両のために、平日朝一往復の通学列車とイ ベント的運用に限定されて使われていた。しかし鹿島鉄道廃線の日が近付くと名残を惜しむ多くの乗客を輸送するために、皮肉にも収容力の大きい同車の出番が多くなり、2007年3月31日の最終営業日もフル稼働して有終の美を飾った。 '02.8.17 石岡機関区 P:大沢敏文
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