1941年(昭和16年)7月川崎車輛(製造番号2530)で製造された自社発注機。軸配置1D、重量55.75t、全長16,563 mm、動輪径1,260mm、炭水車15.24t、幅2,616mm、高さ3,885mm、国鉄9600形式と同形で、9600形式としては最後に製作された機関車。1975年3月夕張鉄道が廃止されまで在籍し、晩年はもっぱら平和坑での入換えや平和駅から栗山方面に向かう石炭列車の後部補機に使用されていた。補機仕業では、平和駅を発車しサミットの第三隧道手前の46.5㎞地点で走行解放しバック運転で平和駅に戻るため、連結器解除用のテコを装備している。現在、栗山町の栗山公園に保存されている。 '73.8.14 平和-錦沢 P:佐々木裕治