海峡線の旅客列車増発に対応させるため、JR北海道では、函館本線札幌近郊の客車の電車化によって余剰となったED76514(1969年6月東芝製)を苗穂工場で改造し、1989年6月に誕生した。制御方式はED79基本番台を踏襲し、保安装置は青函用ATCを搭載、SGを撤去し電気暖房としている。当初ED76500から複数機の改造が計画されていたが、改造は551号機の1両のみとなった。ED79と車体長が異なる等特殊性故、主にトワイライトエクスプレスやエルム等特定の列車を牽引していたが、2001年3月廃車された。 '90.10.14 函館 P:佐々木裕治