オハフ64は、オハフ61を種車として1969年に国鉄後藤工場で2輌改造された。同じく中間車のオハ64(オハ61改造)5輌とともに和田岬線専用として活躍した。通勤時間帯の混雑対策と乗車時間が短いことから便所・洗面所・座席を撤去し、車体中程にロングシートを設置されていた。がらんとした車内につり革がずらりと下がる光景が見られた。またホーム側の車体中央に外吊り式のドアが取り付けられていた。国鉄民営化でJR西日本に継承されたが、1990年に気動車に置き換えられ廃車された。 '81.8.3 和田岬 P:藤村巌雄