1984年、北陸本線に581系・583系より改造された419系が15編成登場した。米原側先頭車は元クハネ581のクハ419が6輌、残る9輌は元サハネ581を先頭車化したクハ418であった。寝台電車そのままの切妻に103系高運車風の3枚窓を持つクハ418はその風貌からの食パン電車と呼ばれた。特急型運転台や機器室を持つクハ419のボックスシート6区画に対し、クハ418のボックスシートは8区画であった。そのため旅をするときにはクハ418が入った編成に当たるほうが嬉しく思った。ユニークな車輌であったが2011年3月に引退した。 '11.3.3 北陸本線 直江津 P:楢井勝行