交直流用近郊型電車、415系の制御付随車。この内、'82年1月に登場の-500番代は、近郊型初の車内オールロングシート(WC対面部は枕木方向に座席配置)として登場。車内は201系以降、標準色となったクリーム系デコラ板にブラウン+ヘーゼルナッツのモケット色を採用。車体幅を除けば、'81年登場の105系電車の車内と類似点が多かった。写真の-500代が奇数向き、反対側は-600代で偶数向き車輌として製造。車体の特徴として、この番代から屋根上通風器が201系等と同様の箱型押込み式となった。また製造当初は側行先字幕は準備工事で幕板中央部にサボ挿し式を使用していた。写真の-523は'85年1月の日立製で、登場直後のショット。廃車は'07年10月で、終始常磐線中距離運用で活躍していた。 '85.2.18 上野 P:梶村昭仁