東海道本線東京口の主力が80系電車から153系,111系電車に置換わるのに当たり、これら新性能車と併結して使用する荷物電車用に、それまでのクモユニ81形の後継車として1962年から登場した(‐0番代)。モハ72形の台枠,主回路機器,台車・駆動装置等を再用した改造車だが、運転台制御機器は新性能車に合わせて一新され、空気ブレーキ装置は電磁直通方式に換装された。1964年からは中京地区用として80系電車とも併結可能な‐100番代、上越・高崎線用として更に115系電車とも併結可能な‐200番代が改造され、‐100番代から‐200番代へ再改造された車もあったが、総数31輌を数えた。郵便・小荷物扱いの縮小・廃止により漸減し1986年までに全車廃車となった。 '65.9.18 東海道本線 保土ヶ谷-戸塚 P:長谷川武利