'78年から登場の5000形車輌の6輌固定編成で、従来からの4両編成の5000形とは車体スタイル(主に側窓形状)が異なることから、車号付番に沿って「5200形」と称される。編成は両端制御付随車に中間電動車で組成される4M2T。当時の旺盛な輸送需要から、準急・急行系10輌編成化の際に、地下鉄乗入運用を併用していた9000形では追いつかず、地上線用として'82年までに120輌(6輌20本)が登場。性能は4両編成の5000形に準じ、三菱製ABFMバーニヤ方式抵抗制御を採用。電磁直通式発電併用式(HSC-D)採用、応荷重を併用しており、台車はアルストムリンク軸箱支持方式のエアサス(FS375・FS075)採用。前面は2600形から始まる車体幅2900m/m、種別後部併用標識灯を肩部に前部標識灯を額部に2灯を持つお馴染みのスタイル。製造が長かったことからマイナーチェンジも散見(側窓支持のHゴム→金属押え金式など)。後年、前部標識灯のシールドビーム化、シングルアームパンタ化、編成短縮化など変化を見せたが、新形式と引替に'11年1月末のイベント運用を最後に離脱した。 '05.8.7 東北沢〜下北沢 P:梶村昭仁
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小田急電鉄 5000形(6輌編成車)
キハ23のトップナンバー車。機関1台の両運転台の気動車でJR西日本継承後、ワンマン改造が行なわれた。美祢線(南大嶺駅-大嶺駅間)の廃止最終日に運転されていた。(写真の先頭車)運用離脱後は下関総合車両所で留置されていたが、2009年6月に解体された。 '97.3.31 美祢線 南大嶺-大嶺 P:藤村巌雄
スヤ42 3保健車。スハ43形を種車として秋田の土崎工場で改造された。職員の定期健康診断、巡回診療など行なうため車内にはレントゲン室や医療用検査機器が設置されていた。国鉄民営化前の1986年に廃車となった。 '85.6 東北本線 野辺地 P:藤村巌雄
小坂精錬DD130形 DD131
通称小坂鉄道とも呼ばれる小坂線には、鉱山閉山後も主に濃硫酸を鉄道輸送していた。貨物輸送は1日2往復運行で機関車は単機運転が基本だが、急勾配もある小坂から茂内間を走行する上り列車は3重連で運行されていた。しかし2008年3月で列車による濃硫酸の出荷が終了し、翌年4月には全線廃止となった。 '97.4.29 長岡 行夫 DD130形DD131 P:長岡 行夫
クハ111-1329
国鉄近郊型電車、113系のバリエーションの一つで、総武本線の輸送力増強計画のうち、線増区間に地下区間が含まれると同時に、その線を介して横須賀線との直通が計画されたことから当時に運輸省令A-A基準(車両不燃化対策)に適合するものとして1000番代が製造。この制御車で奇数向きが-1000代、偶数向きが-1300代として製造。外観的には0番代と同様のスタイルで非冷房車。また地下区間運用を考慮し、WCの汚物処理循環装置設置準備工事の対応がなされていた。写真-1329は、'70年2月、汽車で製造。横須賀線用として大船区に配置。後、'76年以降、千鉄局・幕張、津田沼を行き来し、最終的には幕張区へ。JR化後数年は原型を留めていたが、程なくAU712分散式で冷改。また先頭部が補強工事と前灯シールドビーム化が併設され、印象がガラリと替ってしまった。'05年11月廃車。 '88.5.20 千葉 P:梶村昭仁
165系「なのはな」
1986年に登場した165系電車改造の6輌編成で、千葉支社が保有し初の和式電車であった。各車輌ごとに千葉県の咲く花の愛称名が付けられ、外観は房総半島をイメージした塗装が施され活躍したが、老朽化と直流区間だけの運行から1998年廃止となり後続車輌である485系「ニューなのはな」にバトンタッチされた。 '96.11.15 軽井沢─横川 '96.11.15 P:長岡行夫
キハ07を種車として国鉄郡山工場で改造された。電気・信号・通信関係の検測車として使用され、当時、新幹線などに使用されていた下枠交差式パンタグラフを3基搭載し、その部分だけ屋根が低くなっていた。1976年に廃車となり、国分寺にあつた国鉄中央鉄道学園で教材として保管されていたが、学園の閉鎖とともに廃車された。'81年 中央鉄道学園 P:藤村巌雄
セントラル硝子宇部工場 No.1
1964年日立製の機関車。睫毛のような丸目ライトが特徴で可愛らしかった。晩年は専用線端で休んでいることが多かった。石灰石列車廃止後もしばらくシートを被されて保管されていたが、2010年3月惜しくも現地解体された。 '09.4.11 セントラル硝子宇部工場専用線 P:浜中裕史
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