1958年に日本車両で製造された1形式1輌の大物車。変圧器そのものを強固に接続して車体の一部とする吊掛式構造をもつ。梁の交換により貨物の大きさが変えられる点は同じ構造をもつ他の大物車と同様で、荷重125tと165tに対応した。台車は日車形式NC3を8台履く。2005年に検査切れで除籍。積車では最高速度が45km/Hに制限されるため、列車密度の高い線区での運行は夜間に限られた。写真は新座貨物駅から市原埠頭へ変圧器を輸送する途中、新小岩操で休んでいるときのものだが、道路にいちばん近い線路に滞泊していたため、大きすぎて全景が入らなかった。 '04.1.26 新小岩操 P:小西和之
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キ700形(キ704)
ヤードなどを幅広く除雪する広幅雪掻き車ジョルダン式と言い、両側の羽を広げると3線分を除雪出来ました。 '60.8.6 米沢機関区 P:長谷川興政
南海電鉄 阪堺線 モ205形(モ220)
阪堺線モ205形は古い木造車の足回りを再利用し、車体を天下茶屋工場で新製した11m級の小型車で、種車が多岐にわたるため台車はマチマチ、低床車と高床車が入り混じっていた。写真のモ220はBrill 27GE-1を履いた高床車。モ101系が廃車された際、その台車を大阪市電1601形を購入したモ121形に譲り、玉突きで捻出したBrill 77E台車と、大阪市電1501形からの廃車発生品のKS45L台車を購入して交換し、全車低床化された。 '65.5 住吉交叉 P:小西和之
九十九里鉄道 キハ102
九十九里鉄道のキハ102+ハニフ105+106。運転は1軸駆動のキハがトレラーを2輌牽いて、のどかに走っていました。 '60.7.24 九十九里鉄道 上総片貝 P:長谷川興政
DF901
昭和30年、日立製作所が試作した機関車。昭和32年に国鉄に借り入れられ、DF901として水戸機関区に配置、当初はぶどう色で使用されたが、昭和33年5月、大井工場にて開催されたA.R.C(アジア鉄道首脳者懇談会)鉄道展に展示の折、借り入れ前の塗り分けに戻された。終了後もそのままの塗装(赤とクリーム)で使用され、主に急行「北上」の牽引に当てられていた。昭和36年、国鉄に購入された。昭和39年、秋田機関区に移動したがあまり使われず、昭和46年廃車された。 '58.8.6 常磐線 柏 P:長谷川興政
キ900形(キ919)
掻き寄せ雪掻き車。マックレー式で、キマロキ編成のロータリーの前に付き、ラッセル車で押しのけられ、両側に出来た壁を逆に掻き取り、線路内に落とした雪をロータリー車で遠方に飛ばしていました。 '60.8.6 新庄機関区 P:長谷川興政
有田鉄道 キハ210
もと国鉄キハ42037(1936年大宮工場製)、廃線まで現役だった鹿島鉄道キハ602の1番違いの兄弟で、有田鉄道には1952年にやってきた。富士急行キハ58001 – 3が入線するまで主力として活躍。写真は国鉄工場で整備を受けての帰り、阪和線の貨物列車最後尾に連結されて藤並へ回送されるときのもの。色は国鉄気動車と同じオレンジとクリームを逆塗りにしたもので、鹿島鉄道の兄弟車も最末期は奇しくも同じ色、同じ塗り分けだった。 '64.8.30 竜華操車場 P:小西和之
いわゆる、'71年製造の103系クハ103形のうち、-180以降の車輌については、側窓の外付け式ユニットサッシの採用、前部標識灯(前灯)のシールドビーム二灯化等が行われた一次改良型といわれるグループ。大半が、関西地区の輸送改善用に投入されたが唯一、偶数向先頭車が常磐線用に松戸区に新製投入された。この車輌が-188。'84年以降、-1000代車両が地上線にコンバートされた際に、奇数向に方転されて編成を組んで活躍することに。JR化後、習志野区を経て京葉区へ転属し、AU712で冷改、スカイブルーで活躍。'01年9月廃車。 '85.2.17 常磐線 上野 P:梶村昭仁
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