鉄道ホビダス

2009年6月 9日アーカイブ

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'54年1月に池袋-御茶ノ水間で開業した丸ノ内線で'56年以降の東京・西銀座(=銀座)までの延伸と共に旅客増による輸送力増強から従来に比較して片側乗務員室化、客室面積を増強するという設計思想から'57〜'63年に500形が234輌が登場。また'62年の全通後中間電動車として900形が'65年8輌、'68年12輌の計18輌が登場。性能は300・400形に、車体は両運の400形からの踏襲で肩部に換気用スリットを切った一段屋根構造でこの片運転台ないしは運転台無のスタイル。500形については〜644までが方向幕左右に種別灯具が配置された前期型、これが廃止された645('60年製)〜の後期型に区分。この種別灯、開業時行先を示す補助灯として、御茶ノ水=御茶=黄(緑)色、池袋=池=水色が点灯したが、路線延伸で意味が為さなくなり早々に点灯を廃止。
余談だが車体のスカーレットメヂアム+白線内正弦波ステンレス模様のベースカラーは、英国煙草ベンソンアンドヘッジェスが起因。後の東西線のラインカラーも起因は煙草のハイライト・ブルーで、当時の営団は煙草に因縁が深く時代性が垣間見られた。
主力として活躍するも後継車輌に冷房化の時代となって、'91〜'96年に掛け引退。
なお、同形の大半がアルゼンチン地下鉄にお輿入れして活躍中。写真は先頭が500形後期型、2輌目が900形。 ’88.5.17 丸ノ内線 御茶ノ水-淡路町 P:梶村昭仁

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