宮島昌之
金沢貨物ターミナルを発車する、EF510-515(がんばろう能登・北陸ヘッドマーク)の3095列車。風規制で遅れて運転していた。コキ車には能登半島地震で生じた災害廃棄物を輸送するコンテナが一緒に積まれていた。
‘24.11.26 金沢貨物ターミナル
続けて金沢貨物ターミナルに姿を見せたEF510-509(つながろう北陸・復興ヘッドマーク)の4071列車。雨風が強く、また待ち時間の中、緊急地震速報も発せられた能登での強い地震発生で撮影もままならず。EF510-515も含めてヘッドマークをハッキリ見ることは叶わなかった。
‘24.11.26 IRいしかわ鉄道 東金沢
既に他の読者様の報告のとおり、主に日本海縦貫線や中京、山陽本線の一部で運用されているJR貨物富山機関区所属のEF510形では、一部の機関車で能登半島地震に関連するヘッドマークやシールを掲出している。
ここからは私見となるが、JR貨物の今回の企画は、同型機関車が走行する各エリア沿線の人々へ向け、「令和6年能登半島地震」の出来事を風化させまいと幅広くアピールするためと、被災地の北陸へ向け応援のメッセージを伝えるためと考えている。
致し方ない事なのだが、EF510形は各列車の運用行路が幅広い反面、特にメッセージを伝えたい能登半島がある石川県などを通る列車は毎夜から早朝の暗い時間帯が多く、被災地の沿線で基本多くの人々が活動する明るい時間帯に出会うことは難しい状況である。
今回の企画について、JR貨物のWebサイトを確認しても特にプレスリリースは出ていないが、私的な願いとして出来る限り長い期間スパンで継続頂き、被災地の沿線の皆様にメッセージを見てもらう機会を多くとってもらいたい。
また、何らかのトラブルで予定前での掲出中止などは勘弁願いたく、レイル・ファンの皆様にも何卒ご協力賜りたい。
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P:桑原 誠
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