藤倉顕治(埼玉県)
5時間遅れで未明の高崎線を下るEF66 119牽引の2081レ。
‘23.9.16 高崎線 桶川~北本
EF66 119と入れ替わりに2080レを牽引するEH500-1、通称“金太トップ”。
‘23.9.16 高崎線 北鴻巣~鴻巣
EH500-1と入れ替わりに2090レを牽引するEF66 119。
‘23.9.16 高崎線 北鴻巣~鴻巣
9月16日の高崎線2080レ(新潟貨物ターミナル-隅田川)、2081レ(隅田川-新潟貨物ターミナル)、2090レ(大館-隅田川)に「白昼の珍事」が起こった。
何れも原因は、前夜からの上越線内大雨の影響である。
まず2081レが始発駅隅田川で抑止。約5時間遅れで隅田川を発車した。この折り返しのカマが使われる2080レは、それに伴って6時間の遅れで高崎操車場を発車した。
ところがここで伏兵が現れた。
大館-隅田川間の2090レが、“金太郎”ことEH500-1の牽引で、1時間の遅延で上って来たのである。
ここからは筆者の想像であるが、EH500は隅田川到着後の運用で、青森行の貨物の運用に就いたあと、所属区の仙台に戻るため、なるべく早い列車で隅田川へ戻る必要があり、高崎操車場に止まっていた先発の2080レの牽引機に抜擢。2080に組成されていた“サメ”ことEF66 119は後発の2090レの牽引機となり、稀有な例である牽引機の入れ替わりが行われたものと思われる。
少数であるが沿線には愛好家が来ていた。
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