宮島昌之
高松~羽咋間の応急復旧工事が完了、2024年1月15日より羽咋駅までの運転開始。
「羽咋行」の行先標記。過去も自然災害等の不通で運転されてはいるが、今回ほど「2度と見たくない」と強く思ったことは無い。
‘24.1.15 七尾線 本津幡(2点共)
2024年1月1日に発生した「能登半島地震」で被災したJR七尾線だが、高松~羽咋間での応急復旧工事が完了し、1月15日の始発より金沢~羽咋間での運行を再開した。
暫定ダイヤでの運行で、引き続き運転本数を減らし、敷浪~羽咋間では速度を落として運転される。また、一部列車は金沢~高松間での運転となる。
JR西日本の運行情報によると同線の特急列車は引き続き運休、七尾駅間までは1月22日以降の運転再開を目指していて、さらに、先の和倉温泉駅間は未だ目途が立たないとのこと。
また、北陸鉄道の路線バスのうち「羽七東線(羽咋駅前~七尾駅前・七尾中学校方面)」と「脇線(七尾駅前~脇)」が1月14日より運行を再開(18時頃以降は運休)したことから、「JR七尾線~北陸鉄道路線バスの乗り換え」「高岡駅前・JR氷見線~加越能バス~北陸鉄道の各路線バスの乗り換え」で七尾駅方面に向かうことが可能となった。
現在も能登地方周辺では群発で地震が相次いでおり、収まる兆しが見えない。「緊急地震速報」が発せられる強い地震が起こる可能性や、特に路線バスは道路の路面状況や規制、渋滞の可能性もあり、移動の際はくれぐれも時間に余裕をもって計画いただき、常に各運行会社から発表される最新の運行情報を得ていただきたい。
最後に石川県は、1月15日現在も「能登方面への不要不急の移動は控えてほしい」と呼び掛けている。 同ルートは地元住民優先での利用になるよう心掛けたい。
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◆「令和6年能登半島地震」にともなう石川県内の鉄道の現況(1月4日現在)
P:宮島昌之
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