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鉄道投稿情報局

【中央線快速電車】209系1000番代の運行終了

JR東日本 2024.09.14

大森瑛人

中央線快速電車での運行終了前日の東京行き。この後運用変更で27H 通勤快速大月行きで折返した。

‘24.9.5 中央本線 水道橋~御茶ノ水

桜の見ごろの東中野を行く209系82編成。

‘24.4.4 中央本線 東中野~中野

 

中央線快速電車では「先輩」にあたるE233系(T6編成)とすれ違う209系82編成。

‘24.4.5 中央本線 高円寺

 

「快速 武蔵小金井行き」も平日の定期運用で見られた。

‘24.5.10 中央本線 四ツ谷

土休日ダイヤでは豊田~東京の1往復の運行で、出庫前、入庫後は顔を並べる姿が見られた。今は2階建てグリーン車が並んでいる。

‘23.3.6 豊田車両センター

 

2024年3月改正以降の平日は「中央特快」高尾行き、東京行きの運用もあった。

‘24.5.1 中央本線 高円寺 P:大森岳人 

同顔のE231系800番代も並走する阿佐ヶ谷を行く209系81編成。

‘24.6.14 中央本線 阿佐ヶ谷 P:大森岳人  

2018年夏まで常磐緩行線で運行されていた姿。編成番号札はそのままである。ホーム検知装置は取り付けられていたが、ATO運転化の対象外となり、2編成とも撤退した。

‘18.7.21 常磐線 新松戸 P:大森岳人

 中央線快速電車においては、2024年9月10日にグリーン車導入の正式プレス発表がされたが、各停車駅における12両編成停車対応工事(ホーム延伸等)も佳境を迎え、9月8日に停止位置変更、およびE233系0番代電車によるTASC(定位置停止装置)の使用も開始された(中野~武蔵小金井間、高尾などすでに停止位置変更済みの駅もあり)。

 この変更のため、9月6日を以って、209系1000番代(81、82編成)、E233系0番代(H49編成)が運用から外れた。

 209系1000番代は1999年に常磐緩行線(東京メトロ千代田線直通)の増発用としてデビューした。京浜東北線の209系(4M6T)や、横須賀・総武快速線のE217系(6M9T)とは異なり、203系や207系900番代と同じ6M4Tで登場し、地下鉄直通用前面非常口や、パンタグラフも203系などと同じPS21を装備、209系としては異色の存在であった。

 2018年夏に常磐緩行線から引退し、同年冬に中央線快速電車へ異例の転籍が行われた。201系からE233系に置き換えられた中央線快速電車においては、3色LEDの表示器での種別表示は、武蔵野線からの「むさしの号」や、中央・総武緩行線から三鷹以西に乗り入れた209系、E231系以外では異色の存在であった。最近になって防犯カメラ(蛍光灯並行設置型)の取付や、弱冷房車の4号車から9号車への変更も行われていた。

 現車は、松戸電車区時代からそのまま受け継がれた「81」「82」の編成札も取り外され、ドアステッカーも剝がされているため、中央線快速電車での運行は終了したものとみられる。

 E233系0番代で相模湖以西や青梅線内で使用されている半自動ドアも、コロナ禍時期は一旦使用中止となり209系1000番代でも運用可能状態であったが、昨今はダイヤ乱れで大月行や青梅行に充当されても、途中駅で車両交換等行われていた。

 9月14・15日に拝島駅電留線で撮影会(事前申込み制)が行われるが、これが最後の晴れ舞台にならないことを願いたい。

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P:東條ともてつ

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