大久保広樹
左端に姿を見せたクモヤ143-52がEF64 1030を牽引して構内を移動し、その右には留置車両たちがたたずむ。湘南色のクモハ115-1030と最近のぐんま車両センターのEF64 1001を見ると、黒Hゴムの耐久性が高く、JR化後に国鉄型に広く普及した流れを再認識させられる。
‘24.8.24 長野総合車両センター
2024年8月21日、E217系Y-15編成の配給列車を牽引したEF64 1030が、8月24日にクモヤ143-52によって長野総合車両センター内の研修庫へ移動した。お盆前後の整理で、JR東日本に残る湘南色の2両(クモハ115-1030、クモヤ143-52)が、夏空の下苦しい角度ながらも同時に見られる瞬間があった。また、後輩EF64 1030に挨拶するかのように、DD16 11やクハ189-510も居合わせた。特に夏輸送では活躍したクモハ115-1030の劣化したHゴムから流れる雨跡は、上越、吾妻、両毛線等での夏の日々を思い出し、泣いているように思えてならなった。
■関連記事
◆【3次車消滅】E217系クラY-15編成が長野へ配給輸送
P:玉木裕一
事業者別
月別アーカイブ