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鉄道投稿情報局

福井鉄道の「フクラム」F1004号(さくら色)が運用復帰

その他私鉄 2023.09.05

宮島昌之(石川県)・小野慎一郎(滋賀県)

修理に期間を要し約1年8ヶ月ぶりに運用に復帰したフクラムのF1004号(さくら色)。

‘23.9.3 福井鉄道福武線 仁愛女子高校 P:宮島昌之

故障から復活した福井鉄道のさくら色のF1000形電車。

‘23.9.2 福井鉄道福武線 北府 P:小野慎一郎

 福井鉄道福武線で活躍する新型低床車輌のF1000形「フクラム(FUKURAM)」のうち、修理のため長期に亘り離脱していたF1004号(さくら色)が、2023年9月1日にようやく運用に復帰した。同車は昨年2022年1月頃から運用を離脱していた模様で、復帰まで約1年8ヶ月を要した。

 同車両の動向は以前から、地元地方紙「福井新聞」が追跡取材を続け報じていた。同紙の記事によると故障したドアの修理に必要な部品をドイツから輸入するのに期間を要したほか、同年2022年12月には同形の別の「フクラム」でパンタグラフの故障が発生したため、F1004号のパンタグラフを移設、F1004号の身の一部を自ら捧げて取り急ぎ復旧させたそうだ。

 運用離脱が長期になった理由を地元報道で知り、「泣きっ面に蜂」とはまさにこのことで、F1004号は「頑張って耐え忍んだんだな」と感じた。今回現地で元気に復帰したF1004号の姿を見たのだが、本当「けなげなヤツ」にも見えてしまった。(宮島昌之)

 報道でご存知の諸氏も多いかと思うが、先日故障し長期離脱を余儀なくされた福井鉄道のさくら色のF1000形電車フクラム。先日無事復旧した旨が公表された。

 これにより、えちぜん鉄道との相互運用に使用可能な車両が増加し機材ローテーションの問題が解決することになる。写真は最初の週末を迎えたさくら色のフクラムが北府を出る姿を撮影したものである。来年の春、桜並木を背に越前の地を走り抜けることを願うばかりだ。(小野慎一郎)

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P:宮島昌之

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