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鉄道投稿情報局

金沢総合車両所松任本所の「門番」がDE10 1035からDE10 1541に交代

JR西日本 2023.07.07

宮島昌之(石川県)

松任本所構内から公道を横断する踏切に姿を見せたDE10 1541。

双頭連結器を持たないDE10 1541。一部緑色に塗られた連結器アダプターを装着していた。

‘23.7.5 金沢総合車両所松任本所(松任駅北口広場より撮影・2点共)

金沢総合車両所松任本所を見学された方ならお馴染みのDE10 1035のイラスト画。2018年の一般公開で撮影した写真だが、現在も残っているのか個人的に気になっている。

‘18.8.26 金沢総合車両所松任本所(一般公開時に撮影)

 まず今回の話題について、既知のレイル・ファンの方も多いと思うが、当ページでの報告が遅くなり文頭にてお詫び申し述べる。

 金沢総合車両所松任本所構内の入換作業で使用しているDE10形ディーゼル機関車が、金沢総合車両所富山支所所属のDE10 1035からDE10 1541に交代している。

 DE10 1541のキャブ側面には「入換」の札が掲示されているほか、松任駅方のボンネット前にマスク(網)を張ったり、本所方のボンネット横に青色の「手歯止め置き場」などを備え付けてあり、DE10 1035から移設したと思われる。また、DE10 1035の装備「双頭連結器」がDE10 1541には無いためか、連結器アダプターを介し車両を牽引しているようだ。

 過去にもDE10 1035が車両検査や一時的に所属先に戻るなど不在の際には、同所属のDE10形ディーゼル機関車が応援に駆けつけることがあったが、今回DE10 1035が何処かに移動した、入場など特に目撃が無い模様。

 「松任本所の入換機が変わった!」と先月6月には既に目撃があった様だが、何号機になったのか?当方その事実を捉えるのに難航してしまった。

 過去には日々頻繁に表に出て動いていた「門番」のDE10形ディーゼル機関車であるが、同所で取り扱う車両の数が減らされた影響か、ここ数年は朝・昼間も構内正面の柵が閉じられている光景も日常で、近年構内での動向の観察や撮影を避けているためもあり、表に出てきた姿をようやく捉えることができたのが写真の2023年7月5日となってしまった。

 既報の通り、北陸新幹線敦賀延伸開業に合わせて松任本所の閉所が発表されているが、私にとってDE10 1035は松任本所のアイドル的存在であり、今後復帰の予定があるのか、閉所を待たずに完全に引退してしまったのか、何等かの機会・形で動向が公表されれば幸いと思う。

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P:宮島昌之

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