宮島昌之(石川県)
11番線で停留(お昼寝?!)中の北陸新幹線W7系W17編成。
パンタグラフは下げていて車内も暗く、まさしくグッスリスヤスヤと寝ているようだ。
富山駅ホームの案内表示。17時17分発の「はくたか572号」までには、回送でこの場を離れるとみられる。
‘23.4.21 北陸新幹線 富山(3点共)
2023年4月21日、北陸新幹線の富山駅11番線で、昼間に新幹線車両が停留している光景を見ることができた。
パンタグラフを下げ前照灯や尾灯は消灯、車内の照明も消され暗く、グッスリ昼寝しているように見える。
当方が2023年4月7日(金)に別の話題の写真撮影のため富山駅を利用した際にも、同じく11番線に車両側面の案内表示や車内の灯りを消した新幹線車両の姿を見かけている。
停留している11番線は、あいの風とやま鉄道の在来線ホームの目の前にあり、在来線1・2番ホームから見上げる形でお昼寝の姿を見ることが可能だ。
私はやむなき事情で遠方である富山駅を頻繁に訪れるのは困難な状況であり、お昼寝の光景が毎週金曜日に見られるのか、それともほぼ毎日見られるのか確認できていないが、新幹線電気軌道試験車E926形(East i)の副本線検測がある日は午前中に同11番線に停車するはずであり、お昼寝の姿は字の通りお昼前後から見られ、17時17分発の「はくたか572号」発車までには乗務員にやさしく叩き起こされ?!回送すると考えている。
既報の通り北陸新幹線敦賀延伸開業に伴いJR西日本ではW7系の増備を進めているが、日中の時間帯に駅で長時間停留している新幹線の姿を見ると、「昨年富山電車留置線が設けられてもなお、留置場所の確保に難儀しているのではないか?」とお節介な心配をしてしまう。
しかしながら2019年10月の台風19号による記録的な大雨の影響で、長野県を流れる千曲川の堤防が一部決壊、JR東日本長野新幹線車両センターが浸水機能停止したのは記憶に新しく、同様の自然災害で留置線や車両所の機能が万一停止した場合を考えると、今回のように使っていない時間帯があるのなら「駅での停留も理に適っているのでは」とも考えている。
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