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鉄道投稿情報局

2024年春に経営分離される石川県内在来線区間の動き

JR西日本その他私鉄 2023.02.23

宮島昌之(石川県)

新駅(仮称・西松任駅)の整備工事が進められている。上下線双方にホームが見え、形ながら駅の姿が出来つつある。

JR西日本 北陸本線 松任~加賀笠間(石松踏切外側より撮影)

松任駅の南口。写真左上「松任駅」文字の前にあった青色のJRマークが撤去され、据付金具が寂しく残っている。

‘23.2.22 JR西日本 北陸本線 松任

・経営分離によってどう変わる?
 2024年春の北陸新幹線敦賀延伸開業までほぼ1年に迫る中、同じくしてJR西日本より経営分離される在来線区間のうち、IRいしかわ鉄道に引き継がれるエリアでは、早くも移管に向けた動きがみられる。

 北陸本線の「松任~加賀笠間」間では、2024年春の開業を目指して新駅(仮称・西松任駅)の整備工事が進められている。
 場所は石川県白山市北安田町で、北陸新幹線の白山総合車両所構内の「着発収容線」付近とショッピングモール「イータウン(e-town)白山」に隣接した位置に設けられる。

 2022年3月に白山市が公表したリリースでは、新駅の名称は広く意見の募集や選定会議での検討を経て、仮称のまま「西松任駅」を選定、所定の手続きを経て決定する見込みとのこと。
 駅構造は相対式2面2線で、ホームは6両編成の列車が停車乗り降りできる長さとなる。各ホームそれぞれに出入口が設けられ、反対ホーム側への移動に跨線橋やエレベーターも設けられる。

 新駅周辺では宅地造成や主要道路の整備が並行して進められているほか、同ショッピングモールにはスーパーの「アルビス」をメインに、「クスリのアオキ」や「港屋珈琲」のほか、北陸地方最大級の売場面積を誇る「無印良品」も開店するなど、沿線住民だけでなく買い物目的での鉄道利用も期待できると思われる。

・消えつつあるJRマーク
 駅建屋や自由通路に掲げられている駅名の前に付記しているJRマークの撤去が早くも進められている。

 写真の松任駅や西金沢駅は既に撤去されているのを目視で確認できているほか、野々市駅も撤去された模様である。

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