宮島昌之(石川県)
電車に乗ってED201電気機関車(右端)の横を通り、水飛沫をあげる洗車機を通過する体験(左から2番目)が行われた。車両はモハ7101+クハ7111が使用された。
‘22.10.16 北陸鉄道石川線 鶴来
臨時ながら約16年ぶりに運転された「準急」(左)。令和の時代に「準急」と「普通」の交換風景が見られるとは興味深い。
‘22.10.16 北陸鉄道石川線 新西金沢
「準急」2往復目の復路では下部の「急行灯」を点灯するサプライズもあった。
‘22.10.16 北陸鉄道石川線 日御子~鶴来
北陸鉄道では、2022年10月14日の「鉄道の日」を記念し、10月16日に石川線の鶴来駅および隣接のバス駐車場で「2022ほくてつ電車まつり」を開催し、多くの家族連れやレイル・ファンで賑わった。同イベントは例年秋に開催されていたが、新型コロナ感染症拡大や台風接近の影響で4年ぶりの開催となった。
駅構内では、ED201電気機関車の展示や、電車に乗車しながら洗車機を通過する体験が行われた。バス駐車場では、北鉄グッズや電車・路線バス関連部品の販売会、鉄道模型の展示、レールの締結体験ほか、沿線の西金沢を拠点に多方面で活動するアイドルグループ「西金沢少女団」のライブも行われた。
当イベントとは別に、駅近くの鶴来本町通り商店街特設会場では、「第10回つるぎ一六大市2022ご当地グルメ大会&MRO秋まつりin鶴来」も同時開催され、石川線の電車を利用して会場入りする利用客の姿も多く見られた。
今回双方のイベントへの移動手段として、石川線に臨時の「準急」列車が設定され、2往復運転した。「準急」の運転は過去にさかのぼると2006年以来約16年ぶりとのことで、今回は押野・野々市・陽羽里・曽谷・小柳の各駅は停車しない列車として運転した。
今回の「準急」には7700系モハ7701+クハ7711が使用され、前面表示器には2種類の掲示が行われた。1往復目は「準急・行先(各車両の進行方向別に野町あるいは鶴来)」、2往復目は「準急・野町⇔鶴来(2両共に双方向表示)」を掲示し、2往復目の復路では普段使用しない「急行灯」を点灯させるサプライズもあった。
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