大森岳人
「迎光(TAKAO)」のヘッドマークを掲げ、2両で河口湖へ向かう1001編成。
‘24.12.14 富士急行大月線 田野倉~禾生
富士山駅方より1001編成+富士登山電車1205編成で登坂する171列車。
‘24.12.14 富士急行大月線 赤坂~都留市
富士急行線一番の景勝地三つ峠-寿間を行く1001編成+1205編成。
‘24.12.14 富士急行大月線 三つ峠~寿
1001編成は2012年10月28日より、京王カラーにリニューアルし運行開始。河口湖駅では出発式も行われた。当日はJR東日本勝田車両センター485系「リゾートエクスプレスゆう」と「ホリデー快速河口湖3・4号」(小山-河口湖)の183・189系H61編成との並びの撮影会も開かれた。
2012年10月28日は、普通列車に種別「特急」マークや「高尾」のヘッドマークも装着されるイベントが行われた。
’12.10.12 富士急行河口湖線 河口湖(2点共)
2013年は富士山が世界遺産に登録され、1001編成ほか富士急行線の車両も、「世界遺産」の大型ヘッドマークが取り付けられた。画像は2013年10月12日、「リゾートやまどり」「ホリデー快速富士山(1~4号)」(幕張車両センター183系32編成、豊田車両センター189系M50編成)との並び。
‘13.10.12 富士急行河口湖線 河口湖
京王電鉄での引退時と同様のデザインとなった「おつかれさま 1001F」のヘッドマーク
‘24.12.15 富士急行 東桂 P:篠原 敦
2024年12月15日、富士山麓電気鉄道の1000系1001編成が定期運用から引退した。
1001編成は、京王電鉄から譲渡された1000系、1200系のうちロングシートの1000系2編成の中の1編成で、2012年10月28日より京王電鉄旧5000系時代のアイボリーホワイトにエンジ帯のカラーに復元された。車両番号や社内のスピーカー蓋も京王電鉄時代のものに復元された。
定期運用引退先立ち、12月13日は京王電鉄にてハイキングシーズンに装着していたヘッドマーク「高尾」を掲出、12月14日は同じく京王電鉄で大晦日夜間に高尾山口へ向かう列車に装着しているヘッドマーク「迎光」が富士山駅方先頭車に掲出された。
引退日の12月15日は、京王電鉄で引退時のものをモチーフにした、「おつかれさま1001F」のヘッドマークを装着し、撮影会イベントが開かれた。
京王電鉄旧5000系は、18m車体片扉3ドアで丸みを帯びた美しい形状から、全国の地方私鉄へ譲渡され後継車両よりも長く活躍している名車であるが、やはり製造から60年近く経ち、各地で引退し始めている。
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◆【富士急行】1000系「京王5000系カラー」誕生
P:酒井健一郎
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