宮島昌之
令和6年能登半島地震」の被災地で生じた災害廃棄物を詰めたコンテナを載せた3095列車。復興を進めるためには災害廃棄物の迅速な処理が急務と言える。
災害廃棄物を詰めたと思われる白色のUM8A形コンテナが1個。「川崎市専用」の文字と3R推進キャラクター「かわるん」の絵が描かれている。
最後尾にも同様の白色のUM8A形コンテナが5個。「川崎市専用」の文字のコンテナ1個や、東日本大震災での災害廃棄物の輸送でも使われたであろう「心をひとつにがんばろう!東北」と書かれたコンテナが4個あった。
‘24.9.25 IRいしかわ鉄道 東金沢(3点共)
「令和6年能登半島地震」の被災地で生じた災害廃棄物は、量が膨大で石川県内での処理には限度があることから、要請により他の自治体に処理を委託する「広域処理」が現在進められている。
北陸東海、長野・滋賀・新潟の各地域へはこれまでトラックや貨物船などで行っているが、東京都や神奈川県川崎市へ向けて今回初めて鉄道貨物による輸送が、2024年9月25日より始まった。
初日はUM8A形コンテナ6個に災害廃棄物を詰めたと思われ、金沢貨物ターミナルにて3095列車のコキ車に積み込まれた。牽引機はEF510-1であったが、ハピラインふくい武生駅での人身事故に伴い約1時間遅れで金沢貨物ターミナルを出発した。
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P:石堂皓正
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