宮島昌之
「第十二回湯涌ぼんぼり祭り」開催を記念して運転された、臨時「急行ゆのさぎ ~ぼんぼり列車~」。
運転2日目に掲出された「復興 能登路」ヘッドマーク。能登半島地震の対応で七尾港に派遣された「ナッチャンWorld」があしらわれている。
‘24.10.20 のと鉄道 能登中島(2点共)
2024年10月19日に石川県金沢市の湯涌温泉で開催された「第十二回湯涌ぼんぼり祭り」を記念して、沿線に作品「花咲くいろは」の聖地がある「のと鉄道七尾線」で、10月19・20日に団体臨時列車「急行ゆのさぎ ~ぼんぼり列車~」が運転された。
これは有志団体「鉄道遊走」が企画したもので、例年は春にも同様の列車を企画しているが、今春は既知の通り元日に発生した「令和6年能登半島地震」の影響で取り止めており、「急行ゆのさぎ」企画は1年ぶりの実施となった。
車両はNT213が使用され、初日のヘッドマークは「第十二回湯涌ぼんぼり祭り」デザインで前後2種類、2日目は「復興 能登路」デザインを掲出した。
今回2日目の運転を撮影したが、「復興 能登路」ヘッドマークにあしらわれたのは、「令和6年能登半島地震」の被災地のひとつ、七尾市にある七尾港で停泊する「ナッチャンWorld」の姿だ。同船舶は防衛省が契約したPFI船舶の一隻で、地震発生後に「はくおう」と共に七尾港に派遣されていた。「はくおう」は被災者向けの休養所として、「ナッチャンWorld」は災害対策の拠点・被害情報集約の場として主に政府や応援自治体の職員が滞在していた。
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P:宮島昌之
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