宮島昌之(石川県)
富山駅に到着したHC85系使用の特急「ひだ3号」。試運転の時とは違い事前告知の通りモノクラスで、この日は2両編成+2両編成の計4両編成。
「富山」行きを表示したHC85系使用の特急「ひだ3号(9号車、自由席)」。
‘22.12.1 高山本線 富山(2点共)
車内の案内表示。時折「エンジン」「モーター」「バッテリー」相互を流れる電力の動きが表示される。
‘22.12.1 HC85系の特急「ひだ14号」の車内
JR東海とJR西日本の境界、猪谷駅を発車するHC85系を使用した特急「ひだ14号」。
‘22.12.1 高山本線 猪谷
名古屋~高山間は、2+2+4の8連での運行だった。
‘22.12.1 高山本線 各務ケ原~鵜沼 P:村中淳一(今日の一枚より)
主に高山本線を走行する特急列車「ひだ3号」と折り返しの「ひだ14号」(名古屋~富山間)が、2022年12月1日よりJR東海のハイブリッド方式新型特急車両HC85系で運転を開始した。
HC85系はこれまでイベントに合わせ飛騨古川駅まで延長運転はあったが、同日から定期運転で「ひだ3号」と折り返しの「ひだ14号」が猪谷駅を越えJR西日本の区間に進み富山駅まで乗り入れる。
この日富山駅に乗り入れた車両は、富山方よりD102編成(クモハ85-102+クモハ85-202)+D101編成(クモハ85-101+クモハ85-201)の4両編成で、指定席は10号車・8号車・7号車、自由席は9号車であった。事前告知の通りグリーン車の設定は無くなっている。
富山駅にはこの日、地元の報道各社の記者やカメラマンが取材に来たほか、レイル・ファンや親子連れの姿も多くみられた。また、ホームでは駅員らが利用客を出迎え、「ひだ14号」の発車時には手を振って見送りをした。沿線でも、新しい車両になった「ひだ14号」の姿を一目見ようと、多くのレイル・ファンや住民などがカメラを向け撮影する光景もみられた。
なお、当方も今回「ひだ14号」で初めてHC85系に乗車してみたが、駅に到着した際にエンジンの音が止まり「アイドリングストップ」状態になるなど、これまでの気動車との違いに戸惑いがありつつも、車内の案内表示には「エンジン」「モーター」「バッテリー」相互を流れる電力の動きが視覚的に表示されていて、いわゆるハイブリッドの自家用車に乗った経験がある方にはHC85系を身近に感じ「今どんな状況で走っているのか」と、なんとなく理解できるのではないだろうか?
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P:村中淳一
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