185系

鉄道投稿情報局

山陽3000系新工法アルミ試作車3066編成、姫路行きS特急の運用に就く

その他私鉄 2022.10.17

小原正裕(兵庫県)

山陽3000系のアルミ車はユニットサッシの枠があるのが識別点で、その上で塗装車体となっているのが3066・3067・3538号の特徴だ。

‘22.10.9 山陽電気鉄道本線 西代

 山陽3000系3050形の3066編成(4両)が高速神戸発姫路行きS特急の運用に入った。同編成は写真の神戸方先頭の3066と3067が1981年製の新工法アルミ車体の試作車である。同じ1981年製ながら姫路方先頭の3638は鋼製車で、それに合わせてアルミ車ながら塗装されている。前面表示幕は手動式である。

 デビュー当初は3000系の別の鋼製のT車を組み込んでいたが、1984年に塗装アルミ車体のT車3538が組み込まれ、途中で塗装変更され、現在もこの4両編成となっている。

 鋼製の3638と他のアルミ車3両は車内の内装も異なる。3638は3000系列の鋼製車で最後の新造車で、鋼製車の中で非リニューアル車というのも同車のみとなった(アルミ車3両もリニューアルされていない)。近年、補助電源装置がMGからSIV化された。3066編成が姫路行きS特急の運用に入るのはそこそこ珍しいと言える。

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P:小原正裕

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