185系

鉄道投稿情報局

阪急8000系8040×2R+8041×2R+7000系7024×4R、併結8連の近況

大手私鉄 2022.07.27

小原正裕(兵庫県)

8040、8041の前面形状は、8000系の3種ある前面形状の中で最後期のものとなる「くの字」かつ窓の天地が大きいタイプ。

‘22.7.20 阪急電鉄宝塚本線 池田

クーラーは新型となっているが未更新の7000系7024×4R。

‘22.7.20 阪急電鉄宝塚本線 池田

 阪急8000系の最終装備グループの8040×2R+8041×2R編成は、2022年7月現在、7000系の非リニューアル車の7024×4Rと併結して8連で宝塚線の運用に入っている。8040と8041は1997年に2連の増結車として登場、先頭車の電照式の車番表示と大形の種別、行先表示幕が特徴の編成である。車内はデビュー時から側窓に鎧戸が採用されず、カーテンとなっている。一部の側扉の上にLED式の情報案内装置がある。下回りは8200系と同一仕様で、GTO素子のVVVF制御装置が他の8000系と異なり、台車はモノリンク式のボルスタレス台車でデビュー当時からシングルアームパンタである。

 一方7024×4Rは現在も未更新で界磁チョッパ制御のままである。写真の宝塚方先頭の7124号は1987年製のアルミ車。

 8両全車とも冷房装置が新形に交換されている。自動放送装置は未設置で側窓上の車番表示はない。8040、8041は能勢電鉄直通には対応しておらず、同編成は現在「日生エクスプレス」以外の宝塚線の8連の列車で他形式と共通運用されている。特徴ある編成として今後の動向が注目されるところである。

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