鉄道投稿情報局

【あいの風とやま鉄道】観光列車”一万三千尺物語”運行開始

その他私鉄 2019.04.09
宮島昌之(石川県)

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立山連峰の稜線と富山湾をイメージした外装。1号車および3号車の山側には立山連峰を一望できる大型窓があるのが特徴。
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富山駅で停車中の”一万三千尺物語”。写真は海側からの撮影。
‘19.4.6 あいの風とやま鉄道 富山

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出発式では富山駅長や「あいの風とやま鉄道ファンクラブ」会員の代表が出発の合図を送り、運行開始を祝った。
‘19.4.6 あいの風とやま鉄道 富山

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ヘッドマークでも使用されている”一万三千尺物語”のロゴマーク。英語の表記は”The Story of 13000′ “。
‘19.4.6 あいの風とやま鉄道 富山

 あいの風とやま鉄道では、観光列車”一万三千尺物語”の運行を4月6日より開始した。運行初日には、富山駅3番線ホームにて「観光列車一万三千尺物語出発式」が執り行われ、記念のテープカットやチンドン屋グループの演奏と練り歩き、富山駅長らが出発の合図を送り、”一万三千尺物語”の運行開始を祝った。運転中の車内では、アテンダントや観光ガイドによる細やかなおもてなしのほか、富山県産の海の幸・山の幸をふんだんに盛り込んだ料理が提供される。

 ”一万三千尺物語”の車輌は、かつて北陸色だった413系AM01編成(IRいしかわ鉄道との境界駅倶利伽羅方より、クハ412-1+モハ412-1+クモハ413-1)を改造したもので、施工は車輌検査を委託しているJR西日本の金沢総合車両所松任本所で行われた。”一万三千尺物語”の外装は、朝陽に照らされオレンジに色付く立山連峰の稜線と富山湾をイメージしている。 列車の愛称名に用いられた「一万三千尺」とは、立山連峰と富山湾の海底との高低差約4,000メートルを尺の単位で表したものである。

 車輌の内装は、天井や床、カウンターテーブルなどに富山県産の「ひみ里山杉」をこだわって使用し、木のぬくもりを肌で感じられる落ち着きある空間を演出している。1号車および3号車は乗客がくつろぐ客室車輌で、立山連峰を一望できる大型窓があるのが特徴。座席の配置は2人掛けや4人掛けのボックス席のほか、1号車の大型窓(山側)には山に向かって座るカウンター席を設けた。 運転台側には小さなカウンターのほか、コートなどの上着をハンガーに掛けて身軽に乗車できるようコートラックも備えられた。一方、中間の2号車には、職人が鮨をにぎり提供するための厨房、地酒・ドリンク類やお土産など販売する売店、富山県内各市町村の特産品や観光情報を紹介するコーナーが設けられている。

 なお、先月3月20日には、あいの風とやま鉄道運転管理センターで報道関係者向けに”一万三千尺物語”の内覧会が開催された。翌21日には試乗会も行われ、富山県知事や沿線自治体の首長など関係者のほか、「あいの風とやま鉄道ファンクラブ」からは事前応募による抽選で選ばれた会員を招待し、ひと足早く観光列車の快適な旅と乗り心地を確かめた。

 観光列車”一万三千尺物語”は、土曜と日曜祝日を中心に1日2本運行され、1号は「富山湾鮨コース」、2号は「懐石料理コース」として運転される。各コースの運転経路は以下の通りである。

●1号「富山湾鮨コース」

 富山11:00発~泊(折り返し)~富山13:07着

●2号「懐石料理コース」

 富山15:28発~高岡(折り返し)~黒部(折り返し)~富山17:54着

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