宮島昌之(石川県)
〈能登路〉の愛称がヘッドマークで復活。成城学校鉄道研究部がデザインした。
‘17.1.8 のと鉄道七尾線 笠師保
能登伝統のボラ漁で使われる「ボラ待ち櫓(やぐら)」などが描かれている。
‘17.1.8 のと鉄道七尾線 能登中島
のと鉄道七尾線では1月8日より、NT213(「のとりあーな」ラッピング)に「歓迎 能登路」ヘッドマークの掲出を始めた。初日は134D~135Dで1往復の運転が行われた。
このヘッドマークは、東京都内にある成城中学校・成城高等学校の生徒らで活動する鉄道研究部「成城学校鉄道研究部」(以下、成城鉄研)がデザインしたもので、伝統のボラ漁で使われる能登半島内海の「ボラ待ち櫓(やぐら)」などが描かれ、「歓迎 能登路」と「のと鉄道×成城鉄研」の文字が記されている。見た目は、七尾線や旧能登線で活躍したかつての急行〈能登路〉を思い起こさせるものとなった。
地元紙の北國新聞や同校のウェブサイトによると、きっかけは昨年8月、のと鉄道を舞台に開催された「第5回全国高校生地方鉄道交流会」に成城鉄研が参加したことで、
同鉄道の「活性化案」について他の参加校とプレゼンテーション等で競った末、企画案が最優秀に選ばれた成城鉄研が、副賞として同鉄道より「ヘッドマーク」製作の権利を得たとのことである。
このヘッドマークは3月19日まで掲出される予定で、車内では同交流会で行われた「写真コンテスト」の優秀作品も展示されている。