宮島昌之(石川県)
〈ビール列車〉に充当されたNT213″のとりあーなラッピング”車輌。
‘15.7.31 のと鉄道 七尾線 能登中島
7月31日(金)の夕刻、のと鉄道七尾線で〈ビール列車〉が運転された。これは、翌8月1日(土)に石川県七尾市石崎町で開催される「石崎奉燈祭」の前夜祭に合わせて運転されたものである。
この列車にはNT213″のとりあーな”ラッピング”車輌が使用され、前面表示器には「臨時」と掲示された。車内にはカラオケも準備され、涼やかな浴衣姿の利用客も多く見られた。穴水を出発した列車は前夜祭会場の最寄り駅となる和倉温泉で長時間停車し、駅前のロータリーでは、若衆が担ぐ「キリコ」と呼ばれる大きな奉燈(切子燈籠)が利用客を出迎えた。
能登地方各地で夏に見られる「キリコ」を使うお祭りは、文化庁が定める「日本遺産」にも認定されている歴史ある伝統行事で、特に今回の「石崎奉燈祭」は、能登地域で最大級となる高さ12m~15mほどの「キリコ」が乱舞することが特徴だ。
なお、のと鉄道では8月1日(土)の本祭に合わせ、夜間に穴水~七尾間1往復と七尾~和倉温泉間2往復の臨時普通列車を運転された。