宮島昌之(石川県)
南口側の建物は霊峰「白山」をモチーフにデザイン。
‘13.2.26 北陸本線 松任
新たに設けられた展望スペース。天気が良ければ、はるか遠くに白山市の名称ともなっている、霊峰「白山」(写真前方ビルの右手)の山並みを眺めることができる。
‘13.2.26 北陸本線 松任
今月に古稀を迎えた、駅南口側に静態保存中のD51 822。あと2年後に北陸新幹線が走ることになろうとは、同機は想像していただろうか?
‘13.2.26 北陸本線 松任
松任駅周辺での土地区画整理事業及び北陸新幹線支障移転に伴ない、同駅の橋上化の整備が進められていたが、駅南口の建物がこの度一部設備を除き完成、2013年2月25日(月)に供用を開始した。南口側の建物の外観は、霊峰「白山」をモチーフにしたデザインとされ、階段の他にエスカレーターやエレベーター、展望フロア等が設けられている。これで同駅の橋上化整備が一部の設備を除き、ほぼ完了したことになります(南口エレベータや、地元報道では1階のトイレと待合室が現在施工中とのこと)。
同駅の北口の建物と橋上駅舎や自由通路は、既報の通り2011年8月に完成し供用を始めているが、南口側は旧駅舎(本屋側)解体工事と同新幹線の高架橋工事の完了を受けて、工事が進められていた。
余談だが、同駅南口側の公園で静態保存されている蒸気機関車D51 822は、今月誕生から70歳となり古稀を迎えた(鉄道省浜松工場 製造年月日:昭和18年2月9日)。一部塗装の傷みや錆が見られるが状態は良く、白山市の玄関口となる建物は変わっても、今後もD51 822は同駅南口の象徴として親しまれることだろう。
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