宮島昌之(石川県)
C04編成は早ければ今月末~来月初旬にかけ検査入場か? その時点で七尾線原色が消滅となる。
‘12.9.24 七尾線 宇野気―能瀬
A19編成の検査入場も近い。早ければ、この時季の紅葉と合わせた撮影は限定的になりそうである。
‘12.9.24 北陸本線 津幡―倶利伽羅
金沢総合車両所所属で唯一七尾線原色を纏う415系800番代C04編成、次の検査入場により「茜色」に塗り替えられる見込みで動向が注目されているが、9月24日(月)現在、特に動きは無く営業運転を続けている。既報の通り同C01編成が検査を終えており、「ついにC04編成も検査入場か?」と予想されたが、実は415系800番代の検査時など七尾線の代走で主に使用される413系のうち、トップナンバーのB01編成が9月上旬の時点で姿が見えなくなっており、金沢総合車両所松任本所に検査入場している模様。恐らくB01編成が先に検査を受けるように予定され、C04編成の検査が後日になったと考えられる。
理由として、413系と415系800番代が同時に検査入場すると、413系の「普段の仕業数+七尾線の代走仕業数」に対し、413系の実稼動編成数が不足するのではないかと考えられるほか、既報の通り過去に415系800番代の検査に伴い代走に充てられた413系が、検査出場まもない413系を使用したケースがあることなどがあげられる。
早ければ、B01編成が検査を終えるとみられる今月末から来月初旬にC04編成が検査入場(七尾線原色消滅)となりそうだ。
一方、国鉄急行色を纏う注目の475系A19編成も、近いうちに検査入場する見込みだ。
これまでの動向から、475系の検査入場サイクルの範囲はおよそ2年~2年半(重要部検査は2回、その後全般検査)となっているが、A19編成と検査年月が近い同A05編成が上記同様に本線には姿を見せておらず、金沢総合車両所松任本所に検査入場している模様である。車体に書かれた検査標記では、A05編成の前回の重要部検査が「平成22年5月」であるのに対し、A19編成の前回の重要部検査(クハ車は全般検査)が「平成22年6月」であり、双方の間隔が1ヶ月しか無いため、A19編成もまもなく検査を受けるものと考えられる。
今後A19編成は、2012(平成24)年10月14日(日)にJR西日本敦賀地域鉄道部「敦賀車両管理室」にて開催される一般公開で展示される予定であることから、早ければその後に検査入場するのことも考えられる。
いよいよ気候も秋を感じられるようになり、行楽や紅葉などにあわせ、A19編成の乗車や撮影をしに北陸を訪れるレイル・ファンもいるかと思うが、検査入場の可能性も踏まえたスケジュールの検討を行ったほうがよさそうだ。
なお、A05編成とA19編成が受ける検査は共に「重要部検査」とみられることから、これまでの動向から塗装変更などの心配はしなくてもよさそうである。