宮島昌之(石川県)
旧入換機”まつかぜ”。残念ながらキャブに飾られていた”まつかぜ”の愛称プレートは外されている。‘12.2.6 金沢総合車両所松任本所(敷地外公道より撮影)
まるで蒸気機関車のようなスポークタイプの車輪と車輪同士を繋ぐロッド。‘12.2.6 金沢総合車両所松任本所(敷地外公道より撮影)
もう一つの旧入換機。協三工業製でキャブ前面の塗装がとても目立つ。‘12.2.18 金沢総合車両所松任本所(敷地外公道より撮影)
工場棟側の連結器は外され、スノープロウが取り付けられている。”まつかぜ”も同様。‘12.2.18 金沢総合車両所松任本所(敷地外公道より撮影)
現在、金沢総合車両所松任本所の構内(屋外)で車輌の入換業務に使われるのは、DE10 1035など近年ではディーゼル機関車DE10が任務についているが、それより前の年代には、いわゆる入換専用機が使われていた。
そのような中、2月6日(月)に同所構内を見たところ当時の入換機”まつかぜ”が、また2月18日(土)には協三工業製の入換機が、ともに屋外留置されているのを確認した。
これら旧入換機が2輌とも敷地外公道から確認できる場所に姿を現すのは、ここ数年では記憶に無く、また近年の一般公開イベントの際にも姿を見せていないため、とても珍しい光景となった。
”まつかぜ”は20t機で、車輪は放射状に伸びた線が特徴のスポークタイプで、前後の車輪がロッドで繋がっているなど、蒸気機関車の駆動系を思わせるようなスタイルとなっている。しかし、キャブに飾られていた愛称”まつかぜ”と書かれたプレートは残念ながら取り外されてしまっていた。
協三工業製の入換機も同じく20t機で、キャブ前面の警戒色が大きく目立つかたちで塗られているのが特徴。
両機とも工場棟側の連結器は外され、スノープロウが取り付けられていたが、現在も自走可能で何らかのかたち(構内除雪用等)で使用されているのか、それとも引退してしまったのか、屋外留置されているだけにとても気になるところである。
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