宮島昌之(石川県)
社殿造りを模した瓦屋根の木造駅舎。残念ながら中の様子を伺う事はできない。‘11.11.20 北陸鉄道石川線 (旧)加賀一の宮
レールや架線など大部分の設備が今も残されている。‘11.11.20 北陸鉄道石川線 (旧)中鶴来―(旧)加賀一の宮
遠目だが(旧)中鶴来駅も当時のまま残る。‘11.11.20 北陸鉄道石川線 旧)加賀一の宮―(旧)中鶴来(踏切があった公道より撮影)
鶴来から写真の「車止め」までは廃止区間の一部。転線のための待避線として現在も使用されている。‘11.11.20 北陸鉄道石川線 (旧)中鶴来―鶴来(踏切があった公道より撮影)
北陸鉄道石川線のうち一部、鶴来―加賀一の宮間が廃止されたのは2009(平成21)年11月1日で、早2年が経過した。
ところが、同区間の復活に期待する沿線住民の意向により、設備が現在も大部分残されていて、他の鉄道会社の廃止路線の状況とは異なる光景となっている。
公道にあった踏切の警報機や遮断機は撤去されているが、レールや駅舎、通電されていないものの架線、架線柱、踏切動作反応灯、(旧)加賀一の宮駅では信号などもそのまま残されている。
(旧)中鶴来、(旧)加賀一の宮、両駅舎の出入口は封鎖され、中に立ち入る事はできないが、そのうち(旧)加賀一の宮駅を線路の反対側にある公園から観察してみると、残念ながらホームの駅名標や雨よけの屋根は撤去されいた。
同区間の距離は2Km程と短いことから、足に自信がある方なら、終着の鶴来駅で下車して徒歩で沿線を辿ってみてもよいかもしれない。
なお、踏切があった公道の線路側には立ち入り禁止の柵が設けられおり、当然ながら危険な場所を含め絶対に入らないように注意したい。
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