宮島昌之(石川県)
今回新たに製造されたのは米原方より第27、第26、第25編成。
‘11.2.5 北陸本線 金沢
客室の運転席側付近の頭上に見つけた小さな機器の正体はいかに?
‘11.2.5 北陸本線 金沢
新たに521系6輌(2輌×3編成)が兵庫の川崎重工にて製造され、2011年2月3日(木)に出場した。その編成が公式試運転を経て、2011年2月5日(土)に回送され、金沢(折り返し)から松任(金沢総合車両所松任本所)に向かった。今回製造されたのは金沢場面で米原方から第27編成~第25編成。「回送幕」を掲示して運転された。
先月の「RM News」で、第2次増備分の車輌と比較した場合の外観上の違いを1点報告したが、別の違いが客室内でも見つかった。
ホームより乗降ドアのガラス越しで客室の内側を改めて観察したところ、運転席側付近の頭上にある(運賃表示器そば)空調吹き出し口の溝に、小さな箱型の機器のようなものがクハとクモハ双方に取り付けられており、斜め下に切られたカット面にはガラスもしくはアクリル板のような透明カバーが見えた。
ただし座席付近の窓には全て日除けが下ろされていたため、客室の中央付近での機器の有無は確認できなかった。
見た目では、何らかの「感知センサー」か「小型カメラ」のようにも見えるが、現時点で公式の情報が無いだけに、どういう目的の物なのか(ワンマン運転の機器他)、既に営業運転を行っているE編成やG編成(第2次増備分)にも今後同様の機器を設置するのか気になるところである。
○関連記事
【JR西】521系の追加増備続く