宮島昌之(石川県)
電鈴式の警報音が特徴の「蚊爪1号踏切」が電子音式に更新された。
‘23.10.7 北陸鉄道浅野川線 蚊爪
過去の写真となるが、更新前は電鈴とLED警報灯という異色の構造。新型03系と電鈴式踏切のミスマッチな光景。
‘22.3.17 北陸鉄道浅野川線 蚊爪
北陸鉄道の浅野川線にあり、電鈴式の警報音が特徴の「蚊爪1号踏切」の設備が更新された。警報機および遮断機双方とも新しい機器となり、警報音はスピーカーから発する電子音式になった。これにより、浅野川線で電鈴式の踏切は消滅したものとみられる。
北陸鉄道では沿線の保安設備の更新を随時進めているが、以前の「蚊爪1号踏切」は先に警報灯をLEDタイプに交換していて、電鈴とLEDという「ハイブリッド?!」という例えが正しいか、異色の構造であった。そして、今回は踏切設備全てを新しいものに更新していて、制御器具の外箱もピカピカであった。
なお、北陸鉄道石川線では西泉~新西金沢間にある「西泉3号踏切」が先日も電鈴式のまま残っているのを確認、SNSを拝見すると小柳駅そばの「小柳踏切」も電鈴式のまま残っているとのことで、読者の皆様も旅行など沿線近くにお越しの際は、ぜひ足を運びご自身の耳で「懐かしい音」を聞いていただきたく思う。
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P:宮島昌之
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