北陸鉄道浅野川線のモハ8902＋モハ8912編成がまもなく引退へ

宮島昌之（石川県）

引退記念ヘッドマークを掲出するモハ8902＋モハ8912編成。

‘23.7.1　北陸鉄道　浅野川線　割出

今や見るも貴重な8000系の交換風景。モハ8902＋モハ8912編成（写真右）の引退が発表され、8000系で最後まで残るのはモハ8801＋モハ8811編成（写真左）に。

‘23.7.1　北陸鉄道　浅野川線　三ツ屋

　北陸鉄道浅野川線で活躍している8000系のうち、8900形のモハ8902＋モハ8912編成（両開き扉・裾絞り）が2023年7月16日をもって運行を終了する旨、6月15日付の北陸鉄道公式Webサイトのニュースリリースで発表された。

　引退記念企画として引退記念グッズ（記念乗車券）を発売したほか、7月1日より同編成に引退記念ヘッドマークの掲出を開始している。

　また7月16日には事前募集による引退記念ツアーが予定され、内灘駅で京王井の頭線在籍当時の「ブルーグリーン」カラーに再現したモハ8801＋モハ8811編成との横並び撮影会やグッズ販売会が行われる。（6月20日の時点で申込者が定員に達し満席。キャンセル待ちのみ受付とのこと。）

　引退記念ヘッドマークは車両毎に異なり、北鉄金沢方のモハ8912がオレンジ色の社章に「惜別　8912号　1996-2023」、内灘方のモハ8902が青色の社章に「惜別　8902号　1996-2023」と記されている。

　なお、モハ8902＋モハ8912編成が引退すると浅野川線の8000系は京王井の頭線在籍当時の「ブルーグリーン」カラーに再現したモハ8801＋モハ8811編成のみとなるが、ニュースリリースの通り今後最終引退まで「ブルーグリーン」カラーが続くのであれば、北鉄オレンジカラーの同8000系はモハ8902＋モハ8912編成で見納めとなる。

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