北陸鉄道浅野川線で「2023あさでんまつり」開催

宮島昌之（石川県）

屋外に展示された03-129+03-829編成。鉄道線利用促進PRキャラクターの「のるぞう」も元気に参加。

屋内では検査作業中と思われる03-139が展示された。

イベント当日は、写真の「ブルーグリーン塗装」に変わった8801＋8811編成と帯色がグレーのまま残る03-134＋03-834編成が電車の運行を行った。

‘23.5.14　北陸鉄道 内灘検車区（3点共）

　北陸鉄道浅野川線では、2023年5月14日に内灘駅の構内（内灘検車区）で「2023あさでんまつり」が開催された。
　当日は雨も降るなど不安定な天候であったが、内灘海水浴場で開催された「第35回 世界の凧の祭典」に訪れた見学客も立ち寄るなど、多くの来場客で賑わっていた。
　また、イベント開始前より鉄道やバスのグッズや部品の購入を希望するファンの長い行列ができた。

　屋外会場では、03-129+03-829編成による「運転台乗車体験と写真撮影会」や「レールの締結体験」が行われた。
　03-129車両には、2023年10月13日に会社創立80周年を迎えるのにあわせ、「記念ヘッドマーク」も掲出された。

　一方屋内では、検査作業中と思われる03-139車両の展示や、鉄道模型ジオラマの実演、鉄道やバスのグッズや部品の販売などが行われた。

　当日の電車運行は、京王井の頭線在籍当時の復刻カラー「ブルーグリーン」に変わった8801＋8811編成と、帯色が日比谷線当時のグレーのまま残る03-134＋03-834編成が担っていて、今回電車を利用して会場に来た利用客は往復で注目の各車両に乗ることができ、イベントの参加で結果「1粒で3度おいしい」経験となったはずである。

　文末に4年前開催の過去の記事を併記するが、4年の間に浅野川線の主要な電車は新型03系であり、今やイベントの主役に取って代わった。

※参考記事　4年前開催の記事

『【北陸鉄道】「2019あさでんまつり」開催』