185系

鉄道投稿情報局

線路切替から約2カ月が経過した、元梅田貨物線を探索する

JR西日本 2023.04.26

石田圭一(大阪府)

浄正橋踏切を通過する323系。車体の傾きから急勾配であることがわかる。

‘23.4.21 東海道本線(梅田貨物線) 福島

福島側出入口付近の様子。トンネル出入口から10数メートルの線路が撤去されていた。

‘23.4.21 大阪市北区梅田3丁目

梅北地下道付近の元梅田信号所。地下道より南側は線路が残っていたが、北側は撤去済みである。

‘23.4.21 大阪市北区大深町

国道176号線および阪急電車3複線の下部の様子。工事関係者用の踏切から北側は線路が残っていた。

国道176号線(中津陸橋)より南向きに見た元梅田信号所の様子。線路跡は既に整地されていて、その脇にPC枕木が綺麗に積み上げられていた。

‘23.4.21 大阪市北区中津5丁目(2点共)

線路切替の北端である国道423号線(新御堂筋)との交差付近。回送列車の323系は数往復していたようだ。

‘21.4.21 大阪市北区豊崎7丁目

 梅田貨物線の線路切替から約2ヶ月が経過したこともあり、大阪環状線福島駅から付近一帯を探索してみることにした。

 まず、福島駅横の浄正橋踏切では、回送列車の323系を目撃した。車体の傾きから、踏切は既に急勾配であることが判る。地下線の福島側出入口付近では、1つだけ残っている工事桁から10数メートルの線路が撤去され、残った線路の脇には撤去したPC枕木やレールが置かれていた。この辺りを含め、架線柱や信号機などは、ほとんどが撤去済みであった。※工事桁は、Rail Magazine【公式】Twitterを参照。

 次に線路沿いを北へ進むと、梅北地下道付近までは線路が残っていた。写真では、取り外された木製枕木が積まれた様子や、線路脇に勾配標が残っているのが見てとれるだろう。

 国道176号線(中津陸橋)および阪急電車3複線の下部では、工事関係者用の踏切から北側は線路が残っている。写真には写っていないが、双頭レールも健在であった。

 陸橋に上がって南向きに元梅田信号所を見ると、線路跡は既に整地されていて、その脇にPC枕木が綺麗に積み上げられていたが、キロポストや速度制限の標識などは無造作に置かれた状態だ。

 線路切替の北端である国道423号線(新御堂筋)との交差付近に着いた時には、回送列車の323系に追い抜かれた。出発した福島駅で見かけたことからも、323系は数往復している様である。

 2023年のダイヤ改正で線路切替を終え、地下ホームも開業した梅田貨物線だが、周辺の工事は未だ継続中である。この先も無事故で進行することを願うばかりである。

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