185系

鉄道投稿情報局

【前面展望を楽しむ】今なお活躍する113系先頭車からの眺め

JR西日本 2023.03.21

植松 繁(香川県)

上部に小さな窓が設えられているクハ111の最前部。

保線車両用の横取基地への分岐ポイントを発見。

‘23.3.18 クハ111-2143号最前列(2点共)

 岡山・備後エリアにも227系500番代「Urara」が新製配置され、余命幾ばくもない113・115系近郊型電車。殊に113系は体質改善工事が施されているとはいえ、国鉄時代の1980年に新製されてからゆうに40年を超えている。

 そんな113系先頭車クハ111-2143が、2023年3月18日、ダイヤ改正当日もこれまでと変わらず姫路行きの普通電車としてやってきた。さっそく先頭最前列の2人掛けロングシートに座る。運転席区画を隔てる壁の上部には、前面展望が可能な小窓がしつられている。座ったまま前を見ることはできないが、ときどき立っては前方を眺め、貨物列車やサンライズ瀬戸・出雲号との離合を楽しむことができた。

 また、県境の峠付近には保線工事用のための横取基地への分岐ポイントがあったり、ところどころ白く真新しい架線柱に建て替えられていたりして、前面展望でなければ見えないものをいくつか発見できて楽しかった。智頭急行線の高架線が頭上を越してきた。下車駅の上郡駅だ。さぁ、降りる準備をしよう。

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P:礒本 尚

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