石田圭一(大阪府)
2月2日のうめきたエリア。地上部は工事真っ只中である。
「直通快速」運用のため梅田信号所で折り返している207系。「直通快速」はダイヤ改正で車両が置き換えられる。
朝の増結対応で運用に入る271系。「はるか」は、うめきた地下駅を最初に通る旅客列車になりそうである。
283系「オーシャンアロー」が通過する梅田信号所。貨物駅から続いた鉄道の歴史は、地上部では見納めになる。
‘23.2.2 東海道本線(梅田貨物線) 梅田信号場(4点共)
【参考】2011年5月の梅田貨物駅。既に縮小され、グランフロントの工事が本格化した頃の様子である。
‘11.5.25 東海道本線(梅田貨物線) 梅田
2023年も2月になり、うめきた地下駅と梅田信号場の線路切替まであと僅かとなった。
線路切換工事は、2023年2月11日(土)の夜間から13日(月)の早朝までで、2月12日(日)は終日「はるか」が全列車運休になり、「くろしお」は天王寺折返しで和歌山方面に運転される。
鉄道ではないが、踏切工事のためJR大阪環状線福島駅付近の府道41号なにわ筋も車両通行止めになる。
1928年12月1日に開業、2013年3月16日ダイヤ改正をもって営業終了、2013年4月1日で廃止になった「梅田貨物駅」(正式名称は「梅田駅」)の一部施設を引き継いだのが梅田信号場である。その梅田信号場も、来たる2月12日の線路切替で廃止になり、うめきた地下駅ホームを信号場と同じ扱いで運用するとのことである。
線路切替工事が完了すれば、「はるか」「くろしお」は地下の新駅を通過することになり、貨物列車も補助機関車付きに運用が変わると思われる。
新駅開業も待ち遠しいが、線路切替後の列車の動きも注目である。
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